封筒の作成ガイド
プリントプロで対応している既製封筒の印刷データを作成する為の注意事項などをまとめています。
印刷データについて
推奨している印刷データは「Adobe Illustrator」「Adobe InDesign」で書き出されたPDF/X-1a(一部機能を除く)です。Illustrator8.0形式(eps)のテンプレートデータをZip形式にて圧縮しております。お客様のご使用ソフトにて、一度保存してご使用ください。その際は必ず弊社のプリセットをご利用いただき、書き出してください。
その他のPDFでもご入稿は可能です。自動データチェック後に必ずプレビューPDF、レポートPDF、3Dイメージをご確認ください。
プリセットを使用せず書き出したデータ、またはプリセットの設定を変更して書き出したデータ、その他のPDFの場合、予期しない印刷結果となる場合がありますが、刷り直し等の対応は致しかねます。ご注意ください。
対応サイズについて
規格サイズのみの対応となります。仕上りサイズはフタ(フラップ)を除いたサイズで表記しています。
洋長3封筒は仕上りサイズでデータを作成してください。角2、長3、長4封筒は仕上りサイズ、またはフタまで含めたサイズでデータを作成してください。
但し、フタへの印刷はできません。印刷可能な範囲は下記「印刷可能な範囲について」をご参照ください。
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規格サイズ名 仕上りサイズ フタを含むサイズ 角2 240×332mm 240×372mm 長3 120×235mm 120×260mm 長4 90×205mm 90×223mm 洋長3 235×120mm ー
印刷可能な範囲について
既製封筒はフタを除く表面のみの印刷となります。印刷可能な範囲は仕上りサイズよりも小さくなります。入稿されたデータの印刷範囲外にデザインされていても、自動で塗りつぶされて、印刷には反映されません。切れてはいけないデザイン等の配置にご注意ください。自動データチェックの対象外となります。
角2既製封筒の印刷可能な範囲
印刷可能な領域はW230、 H302mmです。
データを縦向きに作成される場合は、仕上り位置の上から20mm(フタを含むサイズの場合は60mm)、下から10mm、左右それぞれ5mmの余白を設けてください。余白にデザインを配置していても印刷に反映されません。
長3既製封筒の印刷可能な範囲
長3封筒の印刷可能な領域はW110、 H222mmです。データを縦向きに作成される場合は、仕上り位置の上から4mm(フタを含むサイズの場合は29mm)、下から9mm、左右それぞれ5mmの余白を設けてください。
窓付きの長3封筒の印刷可能範囲と必要な余白はテンプレート、または下記画像をご参照ください。
余白にデザインを配置していても印刷に反映されません。
長4既製封筒の印刷可能な範囲
長4封筒の印刷可能な領域はW80、 H192mmです。データを縦向きに作成される場合は、仕上り位置の上から5mm(フタを含むサイズの場合は23mm)、下から8mm、左右それぞれ5mmの余白を設けてください。
余白にデザインを配置していても印刷に反映されません。
洋長3既製封筒の印刷可能な範囲
洋長3封筒の印刷可能な領域はW219、 H110mmです。データは横向き、フタ位置は上で作成してください。仕上り位置の上下それぞれ5mm、左右それぞれ8mmの余白を設けてください。
窓付きの洋長3封筒の印刷可能範囲と必要な余白はテンプレート、または下記画像をご参照ください。
余白にデザインを配置していても印刷に反映されません。
封筒の貼り合わせ
プリントプロの角2、長3、長4封筒、セロ窓付き長3封筒(プライバシー保護)の貼り合わせは、裏から見てのりしろ部分が右にある『右サイド内貼り』です。セロ窓・グラシン窓付き長3封筒はのりしろ部分が中央にある『センター貼り』です。洋長3封筒はかます内貼りです。
既製封筒は糊付けされた封筒に印刷を行います。糊付け部分は紙が重なり、厚みが変わることで色にムラや段差が生じ、意図した仕上りにならない場合があります。予めご注意ください。
和封筒 | 洋封筒 | |
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内貼り | センター貼り | カマス内貼り |
【既製封筒】 長3封筒、長4封筒、角2封筒、 長3封筒(セロ窓付・プライバシー保護) |
【既製封筒】 長3封筒(セロ窓付) 長3封筒(グラシン窓付) |
【既製封筒】 洋長3封筒 |
郵便赤枠等について
プリントプロの既製封筒は無地の封筒に印刷されます。郵便赤枠などはデザインとしてデータに作成していただく必要があります。
料金受取人払いや別納・後納郵便等の表示には枠の大きさや線幅、位置など細かな規定があります。お客様自身で日本郵便に事前にご確認・申請を済ませてから、ご入稿・ご注文ください。
封筒フタ位置について
仕様選択の必須項目として「封筒フタ位置」を選択する必要があります。作成されたデータに対して、フタが「上側」「右側」「左側」のどちらにあるかをご選択ください。データは同じでも仕上りが異なる場合があります。
データを縦向きで作成した場合は「フタ上側」を選択してください。
データを横向きで作成した場合は「フタ右側」または「フタ左側」を選択してください。
既製封筒印刷に関するご注意
既製封筒印刷は、糊付けされた封筒に印刷を行います。糊付け部分は紙が重なり、厚みが変わることで色にムラや段差が生じます。作成されたデザインによりましては、意図された仕上りとはならない場合があります。
これらに関しましては刷り直し等の対応は致しかねます。紙の重なる部分への印刷やベタ塗りは避けていただくか、注意事項をあらかじめご了承の上、データ作成及びご注文をお願いいたします。また、自動データチェック対象外項目になりますので、お客様自身でデザインをご確認ください。
■印刷範囲にベタ塗りした例(角2既製封筒)
■印刷範囲にベタ塗りした例(長3 既製封筒)
既製封筒への刷込みとなりますので、印刷可能範囲に制限がございます。
※既製封筒印刷の特性上、印刷可能範囲内であっても、写真や塗りの面積が広いデザインは印刷にムラや段差が発生する可能性があります。
また、4色掛け合わせの絵柄が広範囲にあると見当がズレてしまう可能性があります。
クイックチェック
ご入稿いただく前に、必ず下記チェック項目のご確認をお願いいたします。あわせて対応データについてもご確認ください。
印刷用のデータのみご入稿いただけます。見本や指示書の作成は必要ありません。
- □弊社プリセットで書き出したPDF/X-1aですか?
- □ご注文サイズとデータのサイズは同じですか?
- □特色を使用していませんか? 自動データチェックで不備になります。
- □オーバープリントを設定していませんか? 弊社プリセットを利用した場合、破棄されます。
- □CMYKの総数が300%以上になっていませんか? 300%を超えると裏付きの原因となります。
- □切れてはいけない、重要度の高い文字やデザインは、仕上がりから内側3mm以内に配置していますか?
- □0.25pt以下の細い線や塗りだけで作成された線(ヘアライン)はありませんか? 印刷されない場合があります。
- □配置されている画像の画質は足りていますか? 350dpiを推奨しています。